文責:弁護士 多田幸生
東京弁護士会の法友全期会著「新債権法に基づく 建設工事請負契約約款作成の実務」(日本法令)が出版されました。
私は下請負の一節を執筆しています。
amazon:新債権法に基づく 建設工事請負契約約款作成の実務
建設請負約款については、公的なモデル約款が部分的に公表されていますが、必ずしも十分とは言えません。
特に、私が担当した下請負の契約約款については、全く十分ではありません。
例えば、孫請負が倒産した場合に元請負が採るべき行動(立替払・相殺など)には、潜在的かつ類型的な法務リスクが常に存在しますので、契約約款によるリスク低減が非常に有用と思われます。
ぜひ、本書掲載の約款例をご参照いただき、お手元の契約約款と比較していただきたいところです。
本書は、建設工事に携わられる方々(施主様、施工業者様等)には必携の一冊と思われます。ぜひ、お近くの書店やネット書店でお求めください。